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海外の日本人学校の実態【保護者編】

日本人学校の教師歴7年。保護者からはあだ名で呼ばれていたきどり@kidori6803)です。

海外の日本人学校の保護者は、日本の学校の保護者とはちょっと雰囲気が違います。

一言で言うと

きどり
おハイソッ!

そして、学校教育にもとても協力的な保護者が多いです。
今回は、教師目線で見た、日本人学校の保護者を紹介します。

 

保護者が大活躍する、日本人学校

日本人学校のお母さんたちは、基本的に専業主婦

そのため、学校教育に積極的に関わってくださる方が圧倒的に多いです。

例えば、僕がいた2校の日本人学校では、図書ボランティアと言う役割があって、図書室の運営のほとんどをお母さん方にお任せしていました。

週に1回〜毎日など、それぞれの都合に合わせて学校に来てくれるのですが、本の貸し出しや整理だけでなく、授業で使う資料探しや、絵本の読み聞かせなど、子どもたちの授業にも直接関わってくださっていました。

ボランティア関係で言うと、水槽や植物の管理や水泳の授業の補助まで保護者ボランティアにお願いしている日本人学校もあると聞いたことがあります。

(ボランティア活動実績が、PTA役員免除になるというメリットもあります)

その外、PTAの役割も大きく、入学式や運動会、卒業式などの学校行事だけでなく、保護者むけのイベントの企画や、会報誌の作成など、相当な仕事量で、僕よりも長く学校で仕事をしてくれているPTA役員さんもいたぐらいです。(申し訳ない・・・)

また、日本人学校の子どもたちは、基本的にスクールバスを使って登下校していますが、その運営を学校ではなく、保護者が行なっている学校もあります。

このように、日本であれば教師がしているような仕事も、日本人学校では保護者の皆さんがボランティアで助けてくれているケースは多々あり、日頃からたくさんのお母さんたちが校内を行ったり来たりしています。

当然、教室の様子もチラチラ(じっくり?)と見ているので、教室内での問題は、ボランテイアのお母さん方を通して、全保護者に筒抜けです。

子どもにとっても教師にとっても、そして、健全な学校運営においても、お母さん方がいつも校内にいて、学校の教育活動を助けてくれていると言う状況は、非常に良い環境であると言えます。

高学歴保護者からの指導法への指摘

海外在住の日本人って、高学歴な人が本当に多いです。

田舎出身の僕にとっては、「東大出身の人とかこの世の中に本当にいるのかなー」ぐらいのレベルでしたが、いざ海外に出てみると、いるわいるわ、東大・京大・早慶の卒業生。

とにかく、自分よりも圧倒的な高学歴の人で溢れているのです。

それは、保護者も同じわけで・・・

そうなると、必然的に、お勉強に関しての要求が高くなります。

例えばこんなことがありました。

小学4年生を担当していた時、放課後、保護者から一本の電話。

あのー、先生の教えてくださった漢字の書き方が間違えているように思うのですが。
きどり
えっ!と言いますと?
『改』の三画目は“ハネ”ですよね。“トメ”ではないと思うのですが。

 

ちなみに、正解は“トメ”です。

このブログを読んでいる皆さんは、どちらで習いましたか?

今50代以上の人は“ハネ”で、それよりも若い方は“トメ”で習ったのではないでしょうか。

他にも、『様』や『恵』など、漢字の書き方が変わっているものがいくつかあり、教育に熱心の保護者からは、このような問い合わせが時々入りました。

逆に、裁判員裁判を取り上げて裁判ごっこをしたり、貿易摩擦について学ぶ貿易ゲームをした時には、感謝の手紙が届くほど。

お母さんたちは、教室の中で起きていることのほとんどを把握しており、それが正しいのか間違えているのか、いいのか悪いのかを常に判断しています。

この点においても、全く気を抜けないのが、日本人学校なのです。

 

盛んなママ会。弊害もあり?

お母さんたちのほとんどが専業主婦→時間ができる→ママ活が盛んになる

これは、自然な流れだと思いますが、大人の世界でも子どもの世界でも、女同士の集団行動というのは、なかなかに複雑です。

それを思い知ったのが、同僚の先生と食事に行った時に、たまたま隣の席が、担当クラスのママ会だった時。

そのグループは、ある趣味が同じで仲良くなった5人組だったのですが、聞こえてくる話題が、他のママさんたちの悪口・・・

教師の立場からは、保護者がどんなグルーピングをしていて、どんな関係性を築いているのか把握しきれないだけに、その衝撃は大きかったです。

どうか親の人間関係が子どもたちに影響を及ばさないよう…と祈るばかりでした。

まとめ

日本人学校の保護者は、総じて素敵な方ばかりです。

不条理なクレームもほとんどなかったですし、もし指摘があっても、しっかりと話を聞いた上で、説明と改善を心がければ、一緒により良い教育を目指すことができる、よきパートナーでもありました。

 

 

 

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